今日はクリスマスイブ。サンタさんが世界中の子供たちにプレゼントを届ける日です。
60年も続く、NORAD(北米航空宇宙防衛司令部)によるサンタ追跡が今年も始まります。NORADとは米国とカナダが共同運営する統合防衛組織で北米の防衛を担っていますが、本日は全勢力を注力してサンタ・クロースの追跡を行います。
サンタさんの追跡方法
例年、サンタさんがプレゼントを配るルートは南太平洋(ニュージーランド、オーストラリア)→日本→アジア→アフリカ、西ヨーロッパ→カナダ、アメリカ合衆国、メキシコ、中央アメリカ、南アメリカとなっています。
NORADには「北部警告システム」と呼ばれるカナダ北部からアラスカ 全域 47カ所を結ぶ、強力なレーダーシステムがあります。まず北極を出発するサンタさんを、このレーダーでとらえます。サンタさんが飛び立ったのをレーダーがとらえた瞬間、ふだん北米に向けて発射されるミサイルがないかを知らせる空中警告のために使う人工衛星と同じ衛星を使って追跡を始めます。また人工衛星の赤外線センサーを活用し、トナカイ「ルドルフ」の鼻の熱をとらえ正確にサンタさんの位置を把握します。
1998年にインターネットに接続された時からハイテク高速デジタルカメラ「サンタカム」が導入され、世界中を走り回るサンタさんを動画でとらえサイトにアップします。またサンタさんのエスコートのためにジェット戦闘機F-15、F-16およびF-22が発進します。戦闘機のパイロットもサンタさんの姿を撮影します。
ぜひ、お子さんと一緒にご覧ください。