国勢調査とは日本国内に住むすべての人と世帯を対象とする統計調査で、これで日本の人口動態や世帯がどうなっているのか明らかになります。少子化対策、買物難民対策、限界集落問題など国や市町村の施策などは、この国勢調査の数字をもとにしています。
国勢調査は大がかりな調査なので5年に1度実施されています。前回は2012年でした。調査年以外の年は転出、転入届や出生、死亡届などから市町村が推計しています。確定値になるのが国勢調査です。
今までは紙(調査票)による回答で、回収員が開けたりして個人情報漏えいなどの問題が発生しましたが、今回の調査からスマホやパソコンから回答できるようになりました。期限内にインターネット回答がなかった世帯だけに調査票を送る形になっています。
もっとも、IDとパス―ワード入りの用紙が無造作に郵便ポストに入っていて簡単に盗むことができる、期限内といいながらギリギリに配られて、結局インターネットで回答できなかったなどの問題も出ています。
国勢調査のホームページにインターネット回答数が表示されていました。20日の締切時点で1917万件。国勢調査は世帯あたりの調査ですから直近の総世帯数が4997万世帯ほど、38%ほどがインターネット回答ですね。
25%が65歳以上の高齢者で高齢者の単身世帯や2人世帯が多いことを考えると、思っていたよりも多い結果です。